ロシアのプーチン大統領の側近が、イランのライシ大統領と会談しました。イランはロシアへのドローンの供与を認めたばかりですが、ライシ大統領は、ロシアとの関係を強化する考えを示しました。

プーチン大統領側近のパトルシェフ安全保障会議書記は9日、イランを訪れライシ大統領と会談しました。イラン大統領府によりますと、ライシ大統領は「さまざまな分野で戦略的関係のレベルを上げる」と述べ、ロシアとの関係を強化する考えを示しました。

パトルシェフ書記も、「我々は協力の発展に非常に積極的に取り組んでいる」と応じたということです。

イランの外相は先週、ウクライナ侵攻の数か月前に「限定的な数のドローンをロシアに供与した」と認める一方、ミサイルの供与は否定しました。

パトルシェフ氏の訪問をめぐり、アメリカの政策研究機関「戦争研究所」は、イラン製弾道ミサイルの売却について議論する可能性があると指摘しています。