ウクライナ、東部や南部奪還へ「主導権を維持」も…ヘルソン州でロシア側が“ダム破壊の準備”と警戒
ウクライナは、東部や南部の奪還に向け攻勢をかける中、南部ヘルソン州では、ロシア側がダムを破壊する準備を進めているとして警戒を強めています。
ウクライナ統領府の副長官は21日、ヘルソン州でロシアに占領されていた88の集落を奪還したと明らかにしました。
ゼレンスキー大統領「東部と南部で対立が続いている。我が軍は主導権を維持している」
一方でゼレンスキー大統領は、ロシア側がヘルソン州にあるダムを破壊する準備を進めていると非難しました。
アメリカの政策研究機関「戦争研究所」は21日、ヘルソン州から撤退を始めたロシア軍が、ウクライナ軍による追撃を妨害するためダムを爆破する可能性があると分析していて、警戒感が高まっています。