北朝鮮、米韓軍事演習に反発か SLBM発射兆候で韓国警戒
25日、韓国軍は発射されたのは、短距離弾道ミサイル1発だったと発表しました。
韓国軍によりますと、北朝鮮は25日朝、北西部の泰川周辺から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射しました。飛距離はおよそ600キロとしていて、韓国軍は「重大な挑発行為だ」と非難しました。
韓国の釜山には23日、アメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」がおよそ5年ぶりに入港し、近く韓国軍と演習を行う予定で、北朝鮮がこうした動きに反発した可能性もあります。
韓国大統領府によりますと、北朝鮮では今回の発射とは別に、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射兆候もあり、警戒が続いています。
北朝鮮は今月8日、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択。金正恩総書記は「絶対に核を放棄することはできない」と述べ、核・ミサイル開発を進める姿勢を強調していました。