“露軍の即時撤退”141か国の賛成で採択
国連総会はロシアによるウクライナ侵攻から1年になるのに合わせて開いた緊急特別会合で、ロシア軍の即時撤退などを求める決議を141か国の賛成により採択しました。
国連総会が採択した決議では、ロシア軍に対してウクライナからの「即時、完全、無条件の撤退」を要求し、「ウクライナにおける公正かつ永続的な平和」の必要性を強調しています。また、重大な戦争犯罪については、公正かつ独立した調査と訴追によって責任を追及する必要性も明記されました。
約80か国の代表らによる演説を経て行われた採決の結果、141か国の賛成により採択されました。反対はロシアやベラルーシなど7か国、棄権は中国やインドなど32か国でした。
ウクライナ・クレバ外相「採決結果に満足しており、メッセージは明確だ。国際秩序とウクライナの領土保全に対する支援の弱体化のために、ロシアが何を試みてもすべて失敗に終わる」
侵攻から1年を迎える中、今回の決議で国際社会におけるロシアの孤立が一層浮き彫りとなった形です。