国連緊急会合“ロシアの即時撤退”決議案 採択目指す
ロシアによるウクライナへの侵攻から1年になるのに合わせて、国連総会の緊急特別会合が始まりました。ロシア軍の即時撤退などを求める決議案の採択を目指します。
国連総会の緊急特別会合では、およそ80か国の代表らが演説を行った上で、ロシア軍に対してウクライナからの「即時、完全、無条件の撤退」などを求める決議案の採択を目指します。
ウクライナのクレバ外相は、「決議は戦争を終わらせることに貢献するものだ」として各国に賛成を呼びかけました。
クレバ外相「我々が直面しているのは大虐殺だ。ウクライナにとって諦めることはこのような残虐行為が領土のいたるところで行われることを意味する」
演説が終わると議場は大きな拍手に包まれ、国際社会におけるロシアの孤立が一層浮き彫りとなりました。
一方、ロシアの国連大使は、「西側諸国の目的はウクライナを武装させてわが国を解体し破壊することだ」などと述べ、戦争の原因は西側諸国にあると主張しました。
決議案の採決は23日にも行われる見込みです。