フィリピンで、失業者対策のための「出張パソコン教室」が人気を呼んでいる。

　２７台のパソコンが備えつけられたバスが、「出張パソコン教室」として、首都・マニラのスラム街などに出向く。この中では、失業者の再就職を支援する国の政策の一環として、資格を持ったスタッフが無料でパソコンの扱い方を教えている。生徒は、学費が支払えずに大学を中退した若者や主婦らだ。

　ロイター通信によると、３か月のレッスン後、試験に合格すれば認定証も与えられる。

　学業を諦める若者が増えていることから、フィリピン政府は今後数か月で「出張パソコン教室」を各地で増やす方針。