北朝鮮外務省の高官は３日、北朝鮮が打ち上げを予告している「人工衛星」は平和利用のためのもので、「自ら来て、目で見ればわかる」などと話した。

　ドイツ・ベルリンで行われたアメリカ側との非公式な接触を終え、３日午前に中国・北京に到着した北朝鮮・李根米州局長は、記者団に対し、「我々は参観団を招待しているので、自分の目で見ればわかると話しました。懸案については、対決ではなく、対話を通じて解決しなければならないと（アメリカ側と）共通認識を得ました」と話し、「平和的な宇宙開発のための人工衛星打ち上げ」との主張を改めて強調した。

　また、李局長はベルリンをたつ際に、記者団に「衛星」の目的を問われ、「農業のために大きく役立つ」と説明した。