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NYダウ72ドル高 米経済指標などを好感

2012年7月4日 8:05

 3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、製造業の好調さを示す統計が発表されたことなどを受け、ダウ平均株価は70ドル以上値を上げて取引を終えた。

 3日のニューヨーク株式市場は、4日にアメリカの独立記念日を控え、午後1時までに短縮された取引となった。3日、アメリカの商務省が発表した5月の製造業の受注額が前月より0.7%増加したことがわかり、市場の予想を上回る統計に買いが優勢となった。また、ヨーロッパの中央銀行が金融緩和に踏み切るのではとの観測が広がったことで、さらに買いが進んだ。

 こうしたことから、ダウ平均株価は、前日比72ドル43セント高い1万2943ドル82セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比24.85ポイント高の2976.08で取引を終えている。

 市場では、6日に発表されるアメリカの雇用統計がダウ平均株価に大きな影響を与えるとみて注目されている。