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ダウ平均103ドル高、住宅市場好調を好感

2012年7月19日 9:16

 18日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、住宅市場の好調さを示す指標が発表されたことなどを受け、ダウ平均株価は前日比100ドル以上と大きく値を上げて取引を終えた。

 アメリカ商務省が18日に発表した6月の住宅着工件数は76万戸で、前月比で6.9%増加したことが明らかになった。これは08年10月以来の高い水準。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が18日、経済報告を発表し、ここでも住宅市場が好調であることが示された。市場ではアメリカ経済の先行きに対する期待が高まり、買いが進んだ。また、FRB・バーナンキ議長は、議会で金融政策に関する報告を行い、市場では追加の金融緩和策に踏み切るのではとの観測が広がった。

 こうしたことから、ダウ平均株価は前日比103ドル16セント高い1万2908ドル70セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比32.56ポイント高い2942.60で取引を終えた。