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日本の影響力、以前と同じでない~李大統領

2012年8月13日 21:07

 韓国・李明博大統領は13日、竹島問題をめぐる日本の対応について、織り込み済みとの見方を示した上で、国際社会における日本の影響力は以前と同じではないと指摘した。

 李大統領の竹島訪問を受け、日本は武藤駐韓大使を一時帰国させた他、国際司法裁判所(=ICJ)への提訴を検討している。これについて李大統領は、国会議長らとの昼食の席で、「予想したものだ」と述べ、織り込み済みとの見方を示した。その上で、「国際社会での日本の影響力は以前と同じではない」と指摘した。

 李大統領はまた、去年12月に行われた日韓首脳会談で従軍慰安婦問題の解決を迫ったことに言及。李大統領は「日本はその気になれば解決できるのに消極的態度を見せているため、行動で示す必要を感じた」と述べ、竹島訪問の背景に野田政権への不満があったことを強調した。