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オスプレイ訓練計画、ハワイ2空港で中止

2012年8月15日 21:27
オスプレイ訓練計画、ハワイ2空港で中止

 アメリカ・ハワイ州における輸送機「オスプレイ」の配備計画で、アメリカ軍が2つの空港で訓練計画を取り下げていたことがわかった。

 ハワイ州では、18年までにオスプレイ24機が配備され、各地で着陸訓練などが計画されていた。しかし、6日、モロカイ島のカラウパパ空港とハワイ島のウポル空港について、地元住民の反対や希少動物の生息環境への影響などを配慮して、訓練計画を取り下げたことがわかった。

 アメリカ軍の決定記録文書は、「オスプレイは、既存のヘリコプターに比べて、ローターからの下降気流が大きい」と指摘。「考古学的資源に対する影響を考慮して、計画を修正し、カラウパパ空港での訓練を中止した」と説明している。

 オスプレイが環境に与える影響をアメリカ軍が認めたことは、今後、沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地への配備についても議論を呼びそうだ。