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北朝鮮で日本人の遺骨調査 全日程終了

2012年9月6日 9:23

 終戦前後に北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨調査のため、北朝鮮を訪問している民間団体のメンバーが5日、全ての調査を終えた。

 民間団体「全国清津会」のメンバーは5日、北朝鮮・平壌郊外の「三合里収容所」跡地を訪れた。このあたりにはかつて日本人捕虜収容所があり、現在は軍の施設になっている。この収容所では約1200人の日本人捕虜が亡くなったとされていて、敷地内の畑から、5日は日本人とみられる遺骨1体と金歯が掘り出された。

 全国清津会・正木事務局長は会見で「他の色々な問題も対話によって解決できると、こちらに来て信じております」と語った。

 調査団は、引き続き遺族の墓参り・慰霊のための訪朝を進めたいとの意向を示した。これで調査日程は全て終わり、メンバーは6日に帰国する予定。