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イスラエル、4日連続ガザ空爆 44人死亡

2012年11月18日 1:47

 イスラエル軍は17日も、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆を続けている。さらに、地上戦の可能性も見据えて予備役7万5000人の招集準備を始めるなど、事態は緊迫の度を増している。ガザ地区の武装勢力もロケット弾などを発射していて、戦闘による双方の死者は、これまでに少なくとも44人に上っている。

 イスラエル軍の空爆は17日で4日連続になり、ロイター通信によると、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」の首相府も攻撃を受けたという。

 一方、ガザ地区の武装勢力もロケット弾などを発射し、16日にはエルサレムの郊外にも着弾した。エルサレムにまで戦闘の影響が及ぶのは約40年ぶり。

 戦闘による双方の死者は、これまでに少なくとも、パレスチナ自治区側で41人、イスラエル側で3人に上っている。イスラエル政府は、予備役兵7万5000人の招集を承認するなど、地上戦の可能性も見据えた準備を加速している。