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ボーイング技術幹部、787の安全性強調

2013年1月10日 22:11

 バッテリー火災や燃料漏れなどトラブルが相次いでいる「ボーイング」の最新鋭航空機「787」について、開発にあたった技術担当幹部が9日、電話による会見を行い、機体の安全性を強調した。

 電話会見を行ったのは、787の開発責任者、マイク・シネット氏。シネット氏は、787のトラブルの発生率は従来機と同程度であり、「どんな新しい飛行機でも、最初の1~2年は問題が起きるものだ。飛行の安全性を100%確信している」と安全性を強調した。その上で「100%の信頼性と性能が得られるまで満足せず、努力を続ける」と改善に取り組む姿勢を示した。

 7日に起きたバッテリー火災の原因については「アメリカ国家運輸安全委員会が調査中だ」と述べるにとどめた。