アメリカ南部・アラバマ州で、５歳の男児が６日にわたり、銃を持った男の人質となる事件があった。警察が４日、強行突入し、男児を救出した。

　アラバマ州で先月２９日、銃を持った男が幼稚園のスクールバスを襲い、運転手の男性を射殺した上で、５歳の男児を連れ去った。警察によると、男はベトナム帰還兵のジミー・ダイクス容疑者（６５）で、男児とは面識がなく、６日にわたり男児を人質に取って、自宅の地下に立てこもった。警察が説得を続けていたが、事態はこう着、７日目となった４日午後、地下に突入し、男児を無事、救出した。この突入により、ダイクス容疑者は死亡したという。

　詳しい動機はわかっておらず、警察が捜査を続けている。