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北朝鮮“退去勧告”「安全を保証できない」

2013年4月6日 13:42

 北朝鮮は、首都・平壌に滞在している外交団に退去を検討するよう勧告した。「衝突が起きた場合、安全を保証できない」としている。

 イギリス外務省によると、北朝鮮の外務省は5日、平壌にある各国の大使館や国際機関の代表部に対し、「(今月)10日以降に衝突が起きた場合、安全を保証できない」として、人員の退去を検討するよう勧告した。イギリス政府は「現時点ですぐに退避することはない」という考えを示している。

 一方、ロシア政府は「あらゆる要素について、真剣に検討している」とした上で、「軍事的なヒステリーを引き起こす政策は断固として受け入れられない」と関係国に自制を求めた。

 「10日以降」が何を指すのかは明らかではないが、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備ともとれる動きを見せる中、アメリカ国務省のヌーランド報道官は5日、「北朝鮮は予測不能な国だ」と述べ、引き続き、警戒措置をとる姿勢を強調している。