民主党の海江田代表は５日、党内で賛否が分かれている集団的自衛権の行使容認について「現時点では必要ない」とする新たな見解を打ち出した。

　海江田代表「私の理解では、現在の集団的自衛権の行使は、現時点では必要ないということであろうかと思います」

　民主党は集団的自衛権の行使を容認すべきかどうかは、党内で賛否が分かれているため、これまで明確な立場を示していない。こうした中、反対色を強めた新たな見解を打ち出したことについて海江田代表は、「安倍政権に対する不安をしっかり受け止めるのが野党第一党の使命だ」と強調した。

　これに対しては、集団的自衛権の限定的な行使を容認すべきだ、と主張する議員からの反発も予想される。