２日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価はヨーロッパで政策金利が引き下げられたことなどを受けて大きく値を上げた。終値は前日比１３０ドル６３セント高の１万４８３１ドル５８セントだった。

　２日、アメリカ労働省が発表した新規失業保険の申請者の数が５年３か月ぶりの低い水準となったことで、翌日に発表される雇用統計も改善するのではないかとの期待が強まった。

　また、この日はヨーロッパ中央銀行が景気の下支えをするためにユーロ圏諸国の政策金利を０．２５％引き下げ、史上最低の０．５０％とすることを決定した。ドラギ総裁が金融政策のスタンスを「必要な限り緩和的」としたことなどで、ヨーロッパ経済への不安感が和らぎ、買い注文が相次いだ。

　ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比４１．４９ポイント高の３３４０．６２で取引を終えている。