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ロウハニ新大統領、新内閣の閣僚名簿提出

2013年8月5日 8:33

 イランのロウハニ大統領は4日、首都・テヘランで宣誓式にのぞみ、核問題をめぐる交渉について、経済制裁の緩和など欧米の譲歩が必要だという考えを強調した。

 4日午後、イラン議会で行われたロウハニ大統領の宣誓式には、北朝鮮やシリアなど約50か国の首脳、高官らも出席した。

 「イランから前向きの反応が欲しいのなら『制裁』をちらつかせて話すべきではなく『尊敬』をもって話すべきだ」-ロウハニ大統領は、宣誓後の演説でこのように述べ、核交渉では制裁の緩和など欧米側の譲歩が必要だと強調した。

 また、ロウハニ大統領は新内閣の閣僚名簿を議会に提出、新しい外相にはアメリカと太いパイプを持つザリフ元国連大使を指名し、関係改善に向けた布石も打っている。閣僚名簿が議会の承認を得られれば8月半ばにもロウハニ大統領の下での新体制が発足する見通し。