中国各地で感染が広がっていた「Ｈ７Ｎ９型・鳥インフルエンザ」の問題で、これまで感染事例がなかった中国広東省で新たに患者が確認された。

　広東省衛生当局は１０日、恵州市に住む５１歳の女性がＨ７Ｎ９型・鳥インフルエンザに感染したことを明らかにした。女性は市場で家きん類を扱う仕事をしていたが、先月下旬から発熱が続き入院していた。

　これで、Ｈ７Ｎ９型・鳥インフルエンザの感染者数は、中国と台湾で計１３６人となった。また、新華社通信は先月、新たに患者一人が死亡したと伝えており、死者は４４人となっている。