×

米上院外交委、シリア攻撃承認の決議案可決

2013年9月5日 8:24

 アメリカ議会上院の外交委員会は4日、シリアへの軍事攻撃を承認する決議案に「攻撃を最長90日に限定すること」などを加えた修正案を可決した。

 上院外交委員会は4日、決議案に「地上部隊を派遣しないこと」や「軍事行動を最長90日に限定すること」などを新たに盛り込んだ修正案を採決し、賛成10、反対7の賛成多数で可決した。修正案は9日以降の本会議で審議される。

 一方、下院では公聴会が開かれ、ケリー国務長官はシリアへの軍事攻撃にこれまで34の国や組織が支援する意向を示していると明らかにした。

 ケリー長官「34の国や組織が(アサド政権による化学兵器使用の)容疑が証明されれば、シリアへの軍事攻撃を何らかの形で支援するとしている」

 これに対して、出席議員からは「反体制派側にもテロ組織がいる」などと、反体制派を支援することへの懸念の声も出ている。