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今年最も強い勢力の台風がフィリピンに上陸

2013年11月8日 18:05

 今年発生した中で最も勢力が強い台風30号がフィリピンに上陸し、これまでに3人が死亡するなどの被害が出ていて、70万人以上が避難している。

 日本の気象庁によると、猛烈な台風30号は、中心気圧が一時895ヘクトパスカルと、今年発生した台風で最も強い勢力にまで発達した。現在も中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルと猛烈な強さを保っていて、フィリピン中部のレイテ島などを直撃し、現在、ベトナムに向かって西に移動している。

 フィリピン国家災害調整委員会によると、電柱が倒れ、感電するなどして3人が死亡。また、フィリピン中部で地滑りや停電が起きるなど被害が出ており、約71万8000人が避難している。

 在マニラ日本大使館によると、これまでに日本人の被害は確認されていないという。