韓国で大学入試 今年から「キラー問題」排除…受験熱抑制なるか
韓国で16日、日本の大学入学共通テストにあたる試験が行われています。今年から「キラー問題」と呼ばれる学校教育では習わないような難問が排除されるなど、政府は受験熱の抑制に取り組んでいます。
ソウル市内の試験会場で16日朝、多くの受験生が家族に見送られながら、会場に入っていきました。
韓国社会では学歴が特に重んじられていることから、高校生のおよそ7割が塾に通うなど厳しい受験対策が続いています。
こうした状況を変えるため尹錫悦大統領はことし、「学校の授業で扱わない内容は出題から排除するよう」指示を出し、“キラー問題”と呼ばれる難問の出題を取りやめるよう求めています。
受験生「あまり気にせず、十分難しい問題も出る可能性があると思って準備した」
ただ、抜本的な改革につながるかは不透明で、政府の対策を疑問視する声もあがっています。