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NY株、94ドル安 2日連続の大幅下落

2013年12月4日 9:06

 アメリカ・ニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価の終値は前日に続いて大幅に下落した。アメリカの景気に関する指標の好調が続いていることで、量的緩和が早い時期に縮小されるのではないかとの見方が広がっているため。

 3日のニューヨーク株式市場は、前日比94ドル15セント安の1万5914ドル62セントで取引を終えた。大きな要因は、量的緩和が早い時期に縮小されるとの見方が市場に広がったこと。前日に発表されたアメリカの11月の製造業景況指数は、2年半ぶりの高水準になった。また、6日に発表される雇用統計の内容も改善されるとの見方が強まっている。こうしたことから、12月にも量的緩和が縮小されるのではないかとの見方が市場に広がって、売り注文が相次いだ。さらに、この冬の年末商戦がスタートした先週の売り上げが思わしくなかったことも懸念材料となっていて、株価の重しとなっている。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は8.06ポイント安の4037.20で取引を終えている。