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日仏初の2+2「公海上空の飛行自由重要」

2014年1月10日 8:10

 日本とフランスの外務・防衛の閣僚が安全保障について意見を交わす「2+2」協議が9日、初めて行われ、中国が東シナ海に防空識別圏を設定したことを念頭に、公海上空などの飛行の自由が重要だという認識で一致した。

 外務・防衛の2+2がフランスとの間で行われるのは初めて。協議で両国は、中国の防空識別圏の問題を念頭に、公海や排他的経済水域(=EEZ)の上空の飛行の自由、民間航空の安全を確保することが重要だという認識で一致した。

 岸田外相「海洋の自由は、海洋国・日本にとって大変重要な課題。フランスの両大臣にも熱心に耳を傾けていただいたと感じている」

 一方、フランス・ファビウス外相は安倍首相の靖国神社参拝に関連して「民主的な議論を行って過去を乗り越える姿勢が必要だ」と述べた。