化学物質が川へ流出、非常事態宣言 米国
アメリカ南部のウェストバージニア州で、工場から化学物質が川に流出し水道水が使えない状態が続いていて、住民約30万人に影響が出ている。
ロイター通信などによると9日、ウェストバージニア州のエルク川から異臭がするとの通報があり、化学薬品の製造工場から約2万8000リットルの化学物質が流出していることがわかった。これを受け、州の9つの地域で非常事態宣言が発令され、水道が使えなくなり、約30万人の生活に影響が出ている。
また、これまでに約70人が吐き気を訴えるなどして病院で手当てを受けたほか、学校やレストランなども閉鎖しているという。