フランスで３０日に始まったヨーロッパ最大級の漫画祭「アングレーム国際漫画祭」で、韓国の団体がいわゆる「従軍慰安婦」をテーマにした展示を行った。

　漫画祭には従軍慰安婦をテーマとした１９人の韓国人漫画家の作品が展示され、韓国・趙允旋女性家族相も訪れた。

　趙女性家族相「この問題は過去の問題ではなく現在の問題であり、特定の国と韓国との２国間の問題ではなく、人類の普遍的な問題です」

　これに対し、鈴木駐仏大使は「漫画を通じて国際的な相互理解を深める機会を、特定の政治的な主張を伝えるために使っているのは残念だ」と批判した。

　「この問題は広く知られるべきなので、多くの人が訪れる場所で展示されるのはいいことだと思う」「この展示は政治的すぎるので、漫画祭の精神に合わないと思う」－作品を鑑賞した人の感想も様々だった。