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日米外相会談、中国の動きをけん制

2014年2月8日 7:23

 岸田外相は7日、アメリカ・ワシントンでケリー国務長官と会談した。両外相は、中国が南シナ海に防空識別圏を拡大することも念頭に、その動きをけん制した。

 岸田外相「中国の力による現状変更の試みに対しては、冷静かつ毅然(きぜん)として対応することで一致しました」

 ケリー長官「我々は、アジア太平洋地域の繁栄と安定の維持のために深く関与する」

 ケリー長官は、尖閣諸島を念頭に日米安全保障条約上の防衛義務を果たす考えを示し、岸田外相は「日米同盟が揺るぎないもので、同盟強化の方向性も確認できた」と強調した。

 安倍首相の靖国神社参拝についての言及は無かったということだが、ケリー長官は日本が日韓関係の改善にどう取り組むのか問いかけ、岸田外相は「具体的な協力を積み重ねて努力する」と強調したという。

 4月に予定されるオバマ大統領の訪日については、新たな発表は無かった。