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人道支援物資の運搬車列近くで砲撃 シリア

2014年2月9日 13:14

 内戦が続くシリア中部の都市ホムスで8日、人道支援物資を運んでいた車列の近くに砲撃があり、1人がケガをした。

 国連によると、8日、激しい戦闘で住民が取り残されていたホムスの「旧市街」地区に向けて支援物資を運んでいた車列近くに砲撃があった。シリアの赤十字にあたる「赤新月社」によると、この砲撃で運転手1人がケガをしたという。

 ホムスではアサド政権と反体制派が人道支援を可能にするため7日から3日間の停戦に合意していたが、シリアの国営メディアなどによると、一部の地域で砲撃など戦闘行為が続いている。政権側と反体制派は互いに相手が「停戦を破った」と非難しており、10日から両者が参加して再開する和平協議にも影響を及ぼしそうだ。