韓国の朴振外相は18日から3日間、日本を訪れ、およそ2年半ぶりの日韓外相会談に臨みます。会談では最大の懸案となっているいわゆる元徴用工をめぐる問題などについて議論する見通しです。

韓国・朴振外相「この大切な機会を生かし韓日間の様々な問題を虚心坦懐に論議することによって、両国の共同利益に符合する良い解決方案を模索したい」

朴振外相は東京に到着後、夕方から林外相と初めての日韓外相会談に臨みます。

両国の最大の懸案になっている元徴用工をめぐる問題について、韓国政府は今月から官民合同で協議会を立ち上げ議論を進めていて、その状況を日本側に説明し解決策を模索するとしています。

朴外相は滞在中に岸田首相への面会を調整しているほか、今月8日に亡くなった安倍元首相への弔意も日本側に伝える見通しです。

また、今回、朴外相は、先月、運航を再開したばかりのソウル金浦と羽田空港を結ぶ便を利用していて、両国の交流活性化のために相互のビザ免除の措置再開についても議論したいと述べました。