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米露首脳が電話会談 外交努力継続で一致

2014年4月15日 15:33

 ウクライナ東部で親ロシア派のデモ隊が政府の庁舎などを占拠する中、ロシア側の呼びかけで米露の首脳による電話会談が行われた。

 会談ではオバマ大統領が、親ロシア派デモ隊の動きをロシアが支持していることに「重大な懸念」を表明。ロシアに対し、行政庁舎の占拠をやめるよう呼びかけることを求めた。これに対しプーチン大統領は、ロシアが介入しているとの指摘は「偽りの情報に基づく臆測だ」と否定したという。

 米露双方は、17日にジュネーブで行う協議に向け、外交努力を続けることでは一致したという。

 一方、アメリカの国防総省は、黒海に展開するアメリカ海軍の駆逐艦「ドナルド・クック」に、ロシア軍の戦闘機が1時間半のうちに12回異常に接近していたと発表。「挑発的で不適切だ」と非難した。