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ウクライナ東部で軍施設襲撃 3人死亡

2014年4月17日 17:13

 ウクライナを巡るアメリカ・ロシア・EU(=ヨーロッパ連合)とウクライナの外相による4者協議がまもなく始まる。親ロシア派による政府庁舎などの占拠が続く中、緊張緩和のきっかけにつながるのか注目される。

 ウクライナでは、暫定政権が15日に親ロシア派デモ隊の強制排除に乗り出した。しかし、親ロシア派は日本時間17日未明、東部のマリウポリでウクライナ軍の施設を襲撃、3人が死亡した。さらにウクライナ軍の装甲車を奪うなど攻勢を強め、緊迫した状態が続いている。

 こうした中、スイス・ジュネーブで行われる協議には、ウクライナのほか、アメリカ・ロシア・EUの外相が出席。ウクライナのデシツァ外相は、ロシアに対し、親ロシア派のデモ隊への支援をやめるよう求める考え。

 一方、ロシアは、ウクライナ東部の自治権拡大などを求める方針で、協議は難航が予想される。