韓国大統領選候補者がテレビ討論会 対北朝鮮政策で主張の違い鮮明に
投開票まで2週間を切った韓国の大統領選挙に向けた候補者によるテレビ討論会が25日夜に行われ、対北朝鮮政策について有力候補の主張の違いが鮮明になりました。
討論会には、最新の世論調査でも支持がほぼきっ抗している与党の李在明候補と最大野党の尹錫悦候補ら4人が参加しました。
李候補は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は外交の失敗が戦争を招く極端な事例だと指摘した上で、北朝鮮の脅威について次のように述べました。
李在明候補
「外交的に協議や意思疎通を徹底的に行い(朝鮮半島情勢を)管理すべき」
一方、尹候補は力による抑止力こそが平和の維持につながると主張しました。
尹錫悦候補
「先制攻撃能力を確保し、その意志を示すことで戦争を抑止できる」
両候補をめぐっては、多くの公約が似通っているとの指摘も出ていますが、対北朝鮮政策については主張の違いが鮮明になっています。