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NY株129ドル安 AIGなどの業績懸念

2014年5月7日 7:20

 6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、高値への警戒感があったところにこの日、一部企業の決算発表の内容が思わしくなかったことが重なって売りが相次ぎ、ダウ平均株価は130ドル近く値を下げた。

 6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比129ドル53セント安の1万6401ドル2セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は57.30ポイント安の4080.76だった。

 このところのニューヨーク株の伸びを受けて投資家らの間には高値への警戒感から利益確定のための売りが出やすい傾向にある。そこへ、6日は保険大手のAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)の決算発表の内容が思わしくなく、幅広い銘柄での売り注文のきっかけとなった。

 また、この日は、3月の貿易統計も発表されたが赤字幅が市場の予想をわずかながら上回って市場にはマイナス要因ともとらえられた。企業の決算発表が一段落し、市場関係者は「当面の経済指標を注意深く見ていくことになる」と話している。