イスラエルがガザ地区に大規模空爆
パレスチナ情勢がさらに緊迫している。イスラエルは8日、ガザ地区に対する大規模な空爆を行い、20人以上が死亡するなど、軍事作戦を本格化させている。
イスラエル軍は8日、イスラム原理主義組織・ハマスが実効支配するガザ地区の約160か所を空爆するなど軍事作戦を本格化させた。地元メディアによると、これまでに一般市民を含む20人以上が死亡したという。ネタニヤフ首相は「これ以上、攻撃を受けることは我慢できない」として、軍事作戦の拡大を指示、新たに予備役兵4万人を招集することを決めた他、ガザ地区との境界付近に地上部隊の配備も進めている。
一方のハマス側も反撃を強めている。ハマスは8日だけでロケット弾140発以上を発射。イスラエル最大の都市・テルアビブも標的となった他、聖地・エルサレム郊外にも着弾したという。
報復の連鎖はさらにエスカレートしている。