×

一時停戦合意も…ガザ地区攻撃拡大のおそれ

2014年7月17日 17:56

 パレスチナ自治区・ガザ地区をめぐって戦闘が続く中、国連が人道支援のための一時的な停戦を求め、イスラエルとイスラム原理主義組織・ハマスはこれを受け入れた。しかし、停戦終了後、攻撃がさらに拡大する懸念も高まっている。

 ガザ地区への軍事作戦を再開したイスラエル軍は、16日も空爆などの攻撃を続けた。死者は219人となり、地元メディアによると、この日は海岸で遊んでいた子供4人も犠牲になったという。

 こうした中、ガザ地区に食糧などの支援物資を運び入れるため、国連が一時的な停戦を求め、イスラエルとハマス双方とも受け入れを表明した。停戦は日本時間17日午後4時から9時までの5時間限定で、現在は双方とも攻撃を中断しているもよう。

 しかし、イスラエル軍は停戦の終了後もガザ地区の住民10万人に対して避難を継続するよう勧告するなど、大規模攻撃の構えは崩しておらず、予断を許さぬ状況が続いている。