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シリアで邦人拘束か 動画サイトに尋問映像

2014年8月18日 6:53

 内戦が続くシリアで日本人がイスラム過激派組織に拘束されたという情報が16日、現地の日本大使館に入った。大使館では対策本部を設置し、確認を急いでいる。

 外務省によると、シリア北部のアレッポで、日本人がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたという情報が16日、ヨルダンで業務を行っているシリアの日本大使館に入った。現地では対策本部を設置し、事実関係を確認しているという。

 日本人の年齢やいつ拘束されたのかなど、詳しいことは分かっていない。また、犯行声明などの情報は入っていないという。シリアの情報省によると、拘束されたのは、日本人男性1人だという。

 一方、動画投稿サイト「YouTube」には、「ハルナ・ユカワ」と名乗る日本人とされる男性が尋問を受ける様子が投稿された。

 「(Q:どこから来た? うそつくな日本じゃないだろう!)日本だ」

 男性は地面にあおむけに寝かされた状態で顔から血を流し、なぜここにいるのかを問われ、「写真の仕事で来た」と答えている。

 また、別に投稿された映像では、同一人物と見られる男性が「イスラム国」への忠誠を誓わされている様子が映っている。

 日本人が拘束された可能性があるアレッポは、アサド政権と反体制派、そして、双方とも対立する「イスラム国」による激しい戦闘が続いている。

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