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支局長聴取、産経新聞編集局長がコメント

2014年8月18日 15:27

 産経新聞の朴槿恵大統領をめぐる記事が大統領の名誉を傷つけた疑いがあるとして、韓国の検察当局は18日、記事を執筆した産経新聞のソウル支局長から事情聴取を行っている。

 事情聴取を受けているのは、産経新聞の加藤達也・ソウル支局長。加藤支局長は今月3日にウェブサイト版に掲載された記事で、旅客船沈没事故の当日、朴大統領の所在が7時間不明だったという韓国紙の記事を引用した上で、大統領が男性と会っていたといううわさを報じた。

 韓国の大統領府は、「最後まで厳しく責任を問う」などと言及。市民団体が、記事は朴大統領の名誉を傷つけたとして加藤支局長を刑事告発し、検察が出頭を求めていた。

 産経新聞の小林毅編集局長は、「記事が問題視されたことは理解に苦しむが、捜査には真摯(しんし)に応じる。韓国司法当局が民主主義国家の根幹である報道の自由、表現の自由に照らし合わせ、公正に判断されることを期待する」というコメントを出した。