安保理緊急会合で“露トラック越境”を非難
ロシアの人道支援物資のトラックがウクライナ政府の同意を得ずに領内に入ったことを受け、国連の安全保障理事会は22日、緊急会合を開き、ロシアを非難した。
ロシアの人道支援物資を積んだトラック約260台は22日、国境を越え、すでに戦闘が続くウクライナ東部の都市・ルガンスクに到着している。安保理の緊急会合では、多くの国から「主権を侵害している」などとロシアを非難する声が上がった。
リトアニア国連大使「このような援助は、何か他の目的があるのかという疑念を抱かせる」
さらに、イギリスは「ロシアの行為は人道主義とは一切関係がない」と述べ、トラックをロシアに戻すよう求めたことを明らかにした。
一方、ロシアのチュルキン国連大使は、「ウクライナ政府が公式な文書で許可を与えた」などと反論し、正当性を強調した。