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中国食肉問題 食品会社幹部ら6人を逮捕

2014年8月30日 11:40

 中国の期限切れ食肉問題で、食品会社の幹部ら6人が29日に逮捕された。この問題で逮捕者が出たのは初めて。

 上海福喜食品の親会社、OSIグループなどによると、これまで当局に拘束されていた幹部ら6人が、基準を満たしていない商品や、偽物の商品を生産、販売した疑いで逮捕された。

 上海福喜食品は、期限切れの鶏肉を偽装して、マクドナルドなど、ファストフードチェーンに流通させていたとして、先月から当局の調査を受けていた。偽装は、組織ぐるみで行われていたとみられている。

 この事件での逮捕者は初めてで、今後、刑事責任が問われることとなる。日本マクドナルドは現在、中国産の鶏肉の使用を中止し、タイ産に切り替えている。