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スコットランド独立投票 反対多数が確実

2014年9月19日 15:38

 イギリス北部・スコットランドの独立の賛否を問う住民投票で、公式結果が発表され、独立反対が過半数となった。これによってスコットランドはイギリスから分離せず、このままイギリスの一部として残ることとなる。

 スコットランドの選挙管理委員会は日本時間19日午後、独立反対が過半数となったことを発表した。これによってスコットランドはイギリスから分離せず、このままイギリスの一部として残ることとなる。

 開票作業は、日本時間19日午後2時現在で、32のうち28か所の地域で結果が判明し、独立反対が170万票あまりで全体の約55%となった。一方、賛成は137万票あまりで、全体の約45パーセントにとどまっている。

 独立賛成派は北海油田からの税収などを財源に国として自立できると訴えていたが、通貨の問題やEU(=ヨーロッパ連合)に加盟できるかどうかなど、独立した場合の懸念材料を払拭しきれなかった。