中国副主席 日中間の地方交流推進に意欲
中国を訪問中の日本の7府県の知事らが28日、李源潮国家副主席と会談し、李副主席は両国間の地方交流を積極的に進めていく考えを示した。
約2年半ぶりに開かれた日中両国の地方政府トップによる「日中知事省長フォーラム」には、日本側から京都・山田啓二府知事ら7府県の代表が参加、経済、観光、環境などの分野について中国側の省長らと議論した。
これに先立ち、知事らは28日午前、李源潮国家副主席と会談した。知事らによると李副主席は「日本と中国は一衣帯水で戦ってはならない関係だ」とした上で、「下のレベルから信頼関係を作り、政府間の対話につなげていく環境作りが重要だ」と話し、地方交流を積極的に進めていく考えを示した。
李副主席は尖閣諸島問題や歴史認識をめぐる問題にも触れたものの、表現は抑制的だったという。