×

米・中間選挙 ミシェル夫人が奔走

2014年10月31日 10:49
米・中間選挙 ミシェル夫人が奔走

 来月4日に行われるアメリカの中間選挙は選挙戦の終盤に入った。支持率が低迷して民主党候補からの応援要請が少ない大統領に代わり、「もう一人のオバマ氏」が奔走している。

 30日、知事選挙が大接戦となっているアメリカ北東部のロードアイランド州の体育館は大勢の人で埋まった。ミシェル・オバマ夫人が姿を見せると、ひときわ大きい拍手がファーストレディーに送られた。

 ミシェル夫人「オバマ大統領のもと、2010年以来1000万件以上の雇用を創出しました。これは連続記録として最長です」

 この日はオバマ政権の経済政策の成果を強調。民主党候補が2人の子どもの母親であることも意識して、教育や子ども政策の重要性を訴えるきめ細やかさも見せた。

 来場者「(オバマ大統領より)ミシェル夫人の方が影響力があって人気があるわ」

 オバマ大統領も同じ日にロードアイランド州に入るものの、経済政策の演説をするだけで、選挙活動は行わない見通し。オバマ大統領の10月の選挙応援の回数はわずか2回。ミシェル夫人は15回と、その差は歴然。人気低落の大統領が表舞台に上がらない異例の選挙戦で、ファーストレディーのバックアップは挽回につながるのだろうか。