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不起訴決定から一夜 街は緊張状態続く

2014年11月26日 8:54

 アメリカのミズーリ州で黒人青年を射殺した白人の警察官が不起訴となったことに反発した住民らが暴徒化してから一夜が明けた。街では依然として緊張した状態が続いている。

 24日夜、ミズーリ州ファーガソンでは、18歳の黒人マイケル・ブラウンさんを射殺した白人警察官を起訴しないとの大陪審の決定に地元住民らが反発し、抗議活動は放火や略奪などの暴動へと発展した。一夜明けた25日も市内の大通りは封鎖されたままで、学校も全て休校となるなど厳戒態勢が続いている。

 こうした中、25日、ブラウンさんの両親の弁護士が会見し、不起訴の決定を批判した上で差別の現状を改善するよう求めた。

 弁護士「アメリカ全国の皆さん、未来の子どもたちのために社会の変革を一緒に求めてほしい」

 黒人を中心とした抗議行動はアメリカの各都市に広がりも見せていて、沈静化するメドは立っていない。