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シリア政府軍が「イスラム国」拠点を空爆

2014年11月26日 15:36

 シリアのアサド政権は25日、イスラム過激派組織「イスラム国」の中心拠点の街、ラッカを空爆した。イギリスの人権監視団体は少なくとも63人が死亡し、半数以上は民間人とみられるとしている。

 イギリスの人権監視団体によると、シリア政府軍の空爆は少なくとも10回行われたとみられている。建物などがメチャメチャに壊れ、少なくとも63人が死亡、その半数以上は民間人とみられている。

 シリアではアメリカ軍主導の有志連合による「イスラム国」への空爆が続いている。アサド政権としてはアメリカ軍が「イスラム国」に打撃を与えていることに乗じて攻勢を強め、「イスラム国」の弱体化を図る狙いがあるものとみられる。