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デモ隊側“撤退”含め検討する方針 香港

2014年12月1日 23:57

 民主的な選挙を求めるデモが続く香港では、デモ隊側のリーダーが、今後の活動について撤退も含めて検討する方針を明らかにした。

 香港の高等裁判所は1日、デモ隊最大の拠点である政府庁舎前の幹線道路の一部に占拠の禁止命令を出した。

 これをうけ、デモ隊を率いる学生団体の幹部は、今後について撤退も含めデモ隊内部で協議する方針を明らかにした。

 また、先月30日夜から1日朝にかけて、政府庁舎付近で警察と衝突したことについては、ケガ人が出たことを謝罪するとともに、「政府機能を麻痺(まひ)させることはできず、失敗だった」と認めた。

 デモ隊の強制排除を進める当局に対して有効な対策を打ち出せず、方針転換を迫られている形。