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フィッチ 日本国債の“格下げ”検討

2014年12月10日 11:13

 大手格付け会社、フィッチ・レーティングスは9日、日本の国債の信用度を示す「格付け」を引き下げる方向で見直すと発表した。

 発表によるとフィッチ・レーティングスは現在、21段階中で上から5番目の「Aプラス」としている日本国債の今の格付けについて、今後の方向性が「弱含み」だとして引き下げる方向で見直すとしている。

 理由についてフィッチ・レーティングスは、日本政府が消費税率10%への引き上げを延期したことで財政赤字の削減目標の達成が難しくなったとしている。その上で、来年前半に格付けを見直すかどうか結論を出すという。

 日本国債の格付けをめぐっては大手格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが1日に1段階引き下げている。