温室ガス削減目標「25%前後」で調整
地球温暖化対策をめぐり政府は、温室効果ガスの2030年の削減目標を25%前後で調整する方針を固めた。
宮沢経済産業相ら関係閣僚は24日朝、安倍首相と協議し削減目標の検討状況などを確認した。前提となる2030年の電源構成いわゆる「エネルギーミックス」については、原発を20~22%、再生可能エネルギーを22~24%で計44%とし、天然ガスが27%、石炭26%、石油3%などとする方針。これに基づき温室効果ガスの削減目標は25%前後で調整し、今後、基準年をこれまでの2005年にするか、福島第一原発事故後の2013年にするかの調整を行う。
政府は来週、これらの目標を経産省と環境省の会議に提示し固めた上で与党での調整を進め、6月のサミットまでに正式決定する方針。