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パレスチナ、対イスラエルで外交攻勢強める

2015年1月3日 14:23

 パレスチナ自治政府は2日、16の国際条約に加盟するための文書を国連に提出した。イスラエルとの和平交渉が停滞する中、国際的な圧力を強める狙いがある。

 パレスチナのマンスール国連大使は2日、国際刑事裁判所(=ICC)への加盟など、16の国際条約に加盟するための文書を国連に提出した。パレスチナは国際刑事裁判所に加盟することで、ガザ地区へのイスラエルの武力攻撃などを「戦争犯罪」として追及したい考え。

 国連は提出された文書について、検討を行っているが、イスラエルやアメリカはこれまで加盟に反対しており、反発は必至。パレスチナは先月31日にもイスラエルの占領地からの撤退を求める決議案を国連安全保障理事会で採決するよう働きかけるなど、国連を舞台にした外交攻勢を強めている。