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“容疑者”2人組の立てこもり続く 仏襲撃

2015年1月9日 21:36

 フランス・パリの新聞社が襲撃され12人が死亡した事件で、サイード・クアシ容疑者(34)とシェリフ・クアシ容疑者(32)とみられる2人組がパリ近郊の町で人質をとって立てこもった。現在、治安部隊が建物を包囲している。

 捜査当局によると、9日午前、パリの北東約40キロにあるダマルタン・アン・ゴエルの会社の倉庫で、容疑者とみられる2人の男が人質をとって立てこもった。作戦の詳しい内容は明らかにされていないが、治安部隊が建物を包囲しており、付近の住民に外に出ないように呼びかけている。

 地元メディアによると、この直前に自動小銃などで武装した容疑者の2人に似た男らが車を奪う事件があり、治安当局と銃撃戦の末、立てこもったという。

 地元のラジオ局は、銃撃戦で1人が死亡し複数のケガ人が出ていると報じている。しかし地元の検察は死亡の情報を否定している。